【のんコラムvol.2】木製サッシのデメリットとは?選ぶと後悔する?スマートウィン「佐藤の窓」特殊なガラスと構造で性能最強!
こちらはパッシオパッシブスタッフによる
「【のんコラム】メルマガ」の内容を再編しブログにしたものです。
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Contents
青森で 冬、薪ストーブ1台でOK!?
先日パッシオパッシブの事務所にある
薪ストーブの火入れを行いました。
ゆらゆら、パチパチ。
ほっこりあたたかい癒しスペースが
今年もできました^^
私の薪ストーブ愛については
「ぼちほど」vol.3のブログで語っております。
ご興味のある方はご覧ください。笑
そういえば
青森で冬に
「薪ストーブ1台で快適に過ごしている家」
がありまして…。
日照時間が短く、
パッシブハウスを建てるのにも
過酷な環境と言われている青森県むつ市。
そこに建てられている
菊池組、菊池さまの自邸
暖房が薪ストーブ1台のみ。
2月半ばからは無暖房で過ごされています。
また、
一般的に「性能のいい窓」と言われている窓から
「パッシブハウス用の窓」に変更したことで
使用する断熱材の量を減らすことができた、とのこと。
窓の影響の大きさがわかりますね。
「パッシブハウス用の窓」とは…
言わずもがな、スマートウィン「佐藤の窓」。
実際に青森むつパッシブハウスにて撮影された動画に
「断熱材を減らすことができた話」もありますので
よかったら見てみてください*
▼「佐藤の窓」性能解説at青森むつパッシブハウス▼
「暖房時20℃、冷房時25℃」設定で
年間冷暖房負荷が15kWh/㎡を下回る
“パッシブハウス認定”。
「青森むつパッシブハウス」も
この認定を取得しています。
実は…
「全窓 佐藤の窓」がかなり“効く”んです。
パッシブハウスは窓を大きくとり、
太陽の光をたっぷりお部屋に取り込むことで
冬の暖房負荷を減らすというお話をしました。
しかし
日射取得のために
窓を大きくとるのは良いのですが
そこから熱が逃げてしまう、
ということが起きてしまいます。
夏は夏で外気の熱の流入元に。
日を遮っても
お部屋の空気を暖めてしまいます。
なのでパッシブハウスには
断熱性能が高い、
「性能のいい窓」が必要不可欠なのです。
窓 は 家の中で最も 熱貫流率 が 高い 場所
冬の夜…お部屋、寒いですよね。
特に窓の辺り。
窓から冷気がスーっと感じられて
結露もしていて…
うっかり窓に触れてしまったら
濡れるし、冷たいし、みたいな。
家の中で窓が1番熱逃げする
というのも頷けます。
“ダブルウォールグラス”をご存知でしょうか?
ガラスが二重になっていて
その間は空気の層になっています。
飲み物の温度が伝わりにくく、
手に持ってもグラスが
熱くない、冷たくない、というすぐれもの。
手に持つ側のグラスの表面は
冷やされないので
結露して濡れることもありません。
これと同じ考え方でお家の窓も
ガラスを二重にして間に空気の層をつくれば、
お家の熱が窓から外に逃げにくくなります。
これを
複層ガラスサッシ(ペアガラスサッシ)といいます。
2枚のガラスで断熱できるので
3枚のガラスだと…超、断熱できるのです。笑
ガラスが3枚ならトリプルガラスサッシ。
断熱性能だけで見ると
「窓はトリプルガラス一択!」
なのかもしれませんが…
太陽のエネルギーを窓から取り込んで
お家を暖めるパッシブハウスにするなら、
お家の特に南面は
“日射取得が出来る窓”を採用したいところです。
しかし一般的なガラスでは
トリプルガラスの窓よりもペアガラスの窓の方が
日射取得率が高いのです。
…考えてみると当たり前ですよね。
2枚のガラスを通るより3枚のガラスを通る方が
太陽のエネルギーは届きにくくなります。
そのため
日射取得を重視する南面は
あえてペアガラスの窓にし、
他はトリプルガラスの窓で
断熱性能を高める、
という採用の仕方をするお家も。
「お家をパッシブハウスにしたい」となると、
窓は敵味方の共存地。
ネックになる部分でした。
パッシブハウス の 救世主! 性能 いいとこどり のガラス 「イークラッツ」って?
サンゴバン HPより
これまでの日本の窓ガラスでは
「日射取得でぬくもりを家の中に取り込む」
「高い断熱性で家の中の熱を外に伝えにくくする」
その両方を叶える、
というのは難しかったのですが…
実はそれらを両立させたガラスがあります。
それが「E-CLAZ」。
E-CLAZは
ペアガラスレベルの
日射取得率を維持しながら、
トリプルガラスレベルの
断熱性能を実現しています。
▼熱貫流率は低いほど断熱性能が高く、日射取得量は高いほど日射取得がしっかりできます▼
パッシブハウスのような
お部屋の冷暖房に消費する
エネルギー効率の良さを求めるなら
E-CLAZの窓は圧倒的に欲しい代物。
ヨーロッパでは様々な建物に取り入れられています。
このE-CLAZにより
「日射取得のできる断熱性の高いトリプルガラス窓」
が実現しました。
そしてE-CLAZを採用した
唯一の木製サッシ…木の窓が
スマートウィン「佐藤の窓」なのです。
▼夏見工務店夏見社長の「窓ガラスの性能解説」動画▼
窓枠 素材 は 「木」が 正解! 腐らない 、断熱 最強 の 木の窓 の ヒミツ
窓の日射取得や断熱性能にもこだわって
パッシブハウスレベルの
お家づくりをするなら、
ヒートブリッジもなくすため
お家自体の断熱もしっかりしているはず。
(つまり付加断熱している、という事ですね^^)
ここまでガッツリ断熱して
お家をいい家にしていくと
ある部分の「熱逃げ」も
気になるようになってきます。
それが「窓枠」。
建物を建てる際には
主流であったアルミサッシ。
アルミサッシを使われている
建物は今も数多くありますが…
特に冬の寒い時期は触るのも躊躇しますよね。
外に洗濯物を干すのも
寒くて憂うつな気持ちになるのに…
外へ出るために開ける窓枠が冷たいから
ますます嫌気がさします。
体感されている方はよくわかると思うのですが
この「アルミサッシ」、
めちゃくちゃ熱を伝えやすいんですよね。
“ヒートブリッジ”に
しっかりなってしまうのです。
さらにその窓が
断熱性能の低いシングルガラスだと
ガラスも当然結露するので
冬場は窓辺がびしょびしょ、
なんてことになるわけです。
性能のいい家を建てるにあたって
窓のガラスの性能の重要性について
書いてきましたが、
スマートウィンの特徴である
「木の枠」も重要な要素です。
熱の移動のしやすさを表す単位「熱伝導率」。
この数値が高いほど熱を伝えやすい物質です。
アルミが210W/m・K
樹脂が0.17W/m・K
木が0.12 W/m・K
断熱を考えた時、
アルミのサッシは圧倒的に
熱を逃がすヒートブリッジになります。
樹脂も熱を伝えにくいのですが、
実は木の方が熱伝導率は低いのです。
さらに、その木の枠の外側は
壁の中で付加断熱に覆われています。
窓枠も付加断熱の中にすっぽり入っているので
躯体のヒートブリッジと同様に
熱逃げを防ぐことができる
構造になっているのです。
よく「木の窓は腐る」と言われ
劣化が懸念されますが、
木が腐るのは
雨や結露で濡れて水分を含むから。
スマートウィン「佐藤の窓」なら、
家の内側はガラスの断熱性能が高く、
木枠の熱貫流率も低いので結露しません。
家の外側も窓枠が付加断熱ごと
壁の中に収まっているので、
雨に濡れることも、結露することもありません。
圧倒的に性能・耐久性の高い木製サッシです。
新住協 の 研修会 で 窓 について 解説 しました
今週は新住協さんのzoom研修会がありました。
パッシオの社長、
佐藤がセミナー講師となり
会員の皆様に向けてお話しするということで…
私もパワポ資料の作成に奮闘しておりました^^;
今回は60名近くの会員の方の
参加があったそうです。
私はあがり症なので
人前で話したりするのが苦手なのですが、
社長は何事にもどしっと構えている人なので
こういうときは大変頼もしいです。笑
無事終了したとのことで…ほっと一安心。
そもそも
「新住協とは…?」
と思われた方もおられるかもなので
簡単にですがご紹介しますね。
新住協とは
「新木造住宅技術研究協議会」の略称で
簡単に言うと
高気密・高断熱の高性能な家づくりを
日本で推し進めている団体です。
高性能な家づくりのために
必要な情報がたくさんオープンにされているので
全国の工務店の有志が所属して
住宅技術を勉強しています。
定期的に構造や工法などについての
研修が行われているのですが、
今回はその中で
スマートウィン「佐藤の窓」について
お話する時間をいただきました。
新住協には
設計、立地条件、外気温、日射量などから
その家の熱性能を計算し、
年間冷暖房消費エネルギーを算出するソフト
「QPEX」をリリースしています。
このソフトを使って
「窓の種類によってどのくらい
冷暖房消費エネルギーが変わるのか?」
同じ条件下の家の窓を変えながら
変化を見ていきました。
▼このお家の窓を変えて検証しました▼
▼他社の高性能窓▼
UA値:0.32
冷暖房消費エネルギー合計:4048kWh
▼佐藤の窓に変えると…▼
UA値:0.25
冷暖房消費エネルギー合計:3522kWh
同じ家でも窓だけでこんなに変わるんです!
研修に参加いただいた方は
数値でスマートウィン「佐藤の窓」の威力を
見ていただくことが
出来たのではないかなと思います^^
パッシブハウス研究所からリリースされている
燃費計算ソフトPHPPによる入力だと
さらに良くなります。
パッシオパッシブは
お家の構造・換気・燃費などを
緻密に計算しながら設計・建築しています。
お話を詳しく聞いてみたい方は…
ぜひ見学会へお越しください!
お待ちしています^^
▼まとめ記事あります▼