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高松・丸亀の工務店『パッシオパッシブ』木製サッシ"佐藤の窓"『Rainbow Ocean View』

6/27 UP【のんコラムvol.5】新築・建替え・断熱リノベ…家の高性能化で暮らしは変わる!寒さ・暑さ対策はお家から

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こちらはパッシオパッシブスタッフによる

「【のんコラム】メルマガ」の内容を再編したものです

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スタッフのん、お引越し。 日本の家を考える。

私事なのですが

年末に少し山の手の方に

引っ越しました。

 

標高130m、

築40年くらいの木造一軒家。

 

今朝の外気温は-5℃でした。

寒い。

冷凍される魚の気持ちが

わかった気がします(?)

 

 

気が付いたら家の中に

カメムシがいます。

入ってくる隙間が

家のどこかにあります。

(どこかはまだわからず)

 

 

パッシオパッシブを

PRする人間として

「自分の家がいい家でない」のでは

説得力がないのではないかと

悩んだりもしましたが…

 

…逆です!!

 

普通のお家とパッシブハウスを

両方知っていて、

普通のお家に

暮らしているからこそ

その良さに

気が付けているのだと。

そう思うようになりました。

 

いい家に住んでしまうと

それがいい意味で

「当たり前」になっていくのです。

きっと…笑

 

「パッシブハウス、いいよ~」

と言っているのは本心です。

 

見学会の準備のため

建てられたお家や

モデルハウスに行くと

暖かさが沁みます…

 

「パッシブハウス欲しい…」

と思いながら

お施主様の感想を

アンケートや営業さんから

見聞きしています。笑

 

でも実際に

パッシブハウスを

体感されていない方には

何がどう違うのか、

家でどう変わるのかは

伝わりにくいのだろうなと

思うのです。

 

 

引っ越しをして、

不可抗力的な不快感から

家について

ふと考えることが増えました。

 

実際に暮らしの中で

どんな変化があるのかについては

綴っていなかったなぁ

と思ったので、

これから少し

書いてみようかなと

思っています^^

 

これまで

「のんコラム」として

窓のことや

家の性能と強度については

まとめてきたのですが…

 

他のコラムはこちら>>

論理的なお堅い話より、

暮らしにフォーカスした

(主に私の…笑)

コラムとして

綴れたらと思ってます。

 

今後とも

よろしくお願いします^^

 

窓はシングルガラスのアルミサッシ。

山の手の一軒家、

私の家の窓。

 

一般的に売られている

カーテンでは

長さが足りない高さの窓が

幅を利かせて6m。

謎の大開口があります。

 

全てシングルガラスで

窓枠はアルミサッシ。

あの触ると

冷たーいやつです。

 

最近建てられた

賃貸でなければ

ほとんどのお家が

この窓だと思います。

 

 

日が入ると私の家でも

あたたかくなってきます。

シングルガラスの窓が

めちゃくちゃ日射取得して

熱を家の中に

取り込むからです。

 

 

家の中で最も熱の

出入りがあるのが「窓」。

 

壁の横より窓の横の方が

冬寒いし

夏暑いですよね。

特にガラス部分は

熱を伝えやすいのです。

これまでの

メルマガなどを読んで

「佐藤の窓」について

知ってくれている方は

わかると思うのですが…

 

基本的に

性能のいい家に

採用されるのは

トリプルガラス窓。

ガラスが3枚ある窓です。

 

1枚のガラス窓だと

「熱が伝わりすぎている」

状態とも言えます…

 

「冬日差しで

あたたかくなるなら

いいじゃないか~」

と思われたかもしれません。

 

 

冬は夜、地獄です。

 

 

温めたはずの

室内の空気の熱が

ガンガンに逃げます。

わかりやすいのが浴室。

 

 

夜の外気温-4℃。

シングルガラスの窓から

浴室の熱がダダ洩れで、

お湯をたくさん

身体に当てたって、

湯船につかったって

身体も浴室の空気も

一瞬で冷めます。

 

「お風呂場が寒い」

というのは

本当につらいですよね…

 

パッシオパッシブで

お家や窓の性能の大切さを

知っている私は

風呂場の窓に

ある処置を施しました。

 

それがこちら。

 

「スタイロフォーム」という文字が

ガラス越しに見えますが…

ポリスチレンをベースにした

断熱材です。

 

見た目や触り心地は

密な発泡スチロールという感じ。

 

窓からの熱逃げがひどいので

外側から断熱材を張り付けて

熱逃げを防いでいます。

 

厚さ5cmの断熱材。

この

「自家製窓付加断熱」のおかげで

お風呂場の寒さは

随分マシになりました。

 

欠点としては

引き違いが出来なくなるので

窓が開けられません。

あと

見るからに「断熱材」なので

残念な感じです。笑

 

 

…「自家製窓付加断熱」より

補助金で

断熱改修・窓リノベしましょう!

窓性能トップの木の窓も

対象製品です。

詳しくはこちら>>

 

 

花粉・PM2.5・黄砂・ハウスダスト・・・汚れた空気は身体に悪い!?

さて、

人によっては年間を通して

「今が最も辛い時期」

という方も

おられるのではないでしょうか…

 

ドラッグストアに行くと

これ見よがしに

対策グッズが

たくさん並んでいます。

 

「花粉症」

 

 

幸い私は

アレルギー体質ながら

まだ花粉症は

発症していません。

 

しかし花粉症は

花粉の摂取量が

ある一定量を超えた瞬間から

発症すると言われているので

油断大敵です…。

 

 

そもそも

なぜこんなに花粉が

飛び回っているのか?

 

 

花粉症の7割が

スギ花粉によるものと

考えられています。

 

戦後間もないころ、

日本は家を建てるための

建築材として

使いやすいスギを

大量に植林しました。

 

しかし

切られて建材に

使われるはずだった杉は

今も放置され、

開花適齢期を迎えた

大量のスギが

花粉を飛ばしている、

というのが今の状態です。

 

 

以前までのんコラムで

お話してきた

日本の木より輸入の木の方が

安い問題」ですね。

 

国民の4割が罹患しており、

“国民病”とも言われる

花粉症。

 

最近では

「花粉は公害だ」

という声まで出てきており、

政府も対策に

取り組まざるを得ない

状況になってきています。

 

政府広報からも

「花粉症対策」ページが

アップされています。

政府広報オンライン「政府の花粉症対策」ページより

 

2033年度までに

スギの人工林を

約2割減少させることを

目標にしているそう。

 

日本は国土の2/3が森林。

世界有数の

森林国であるにもかかわらず

国内で使う木の半分以上を

輸入に頼っています。

 

パッシオパッシブが出来ることは

「日本の木を安定的に使う事」。

 

家づくり・木の窓づくりで

日本の林業再生に

貢献できればと考えています。

パッシオパッシブの取り組みについてはこちら>>

 

 

・・・とはいえ

政府が対策に乗り出し、

日本の木を使う企業が

増えたからといって

すぐに花粉が飛ばなくなる

わけではないので…

やはり

普段の生活の中での

対策が必要です。

 

外に出る時は

マスク・ゴーグルをする、

花粉の付きにくい

素材の服を着る、

洗濯物を外に干さない、

など・・・

対策を取られている方が

多いと思います。

 

ただひどい方は

お家の中でも

症状が出ることも。

 

花粉が家に入らないように…

窓を閉め切っていては

ハウスダストやほこりなどで

お部屋の空気が

汚れてしまいます。

 

人が体内摂取する量は

「食べ物」を1とした場合、

「水」が3

「空気」が20

と言われています。

 

 

お家の中を

新鮮な空気で保つようにしないと

身体によくないことが

わかりますね。

 

実際に2003年の

建築基準法改定に伴い

これから着工するお家には

「24時間換気システム」

の設置が

義務づけられています。

 

新築では

換気システムで室内を強制的に

換気することが必須なのです。

 

 

換気システムには

フィルターが設置されています。

 

外から空気を室内に取り込む際に

フィルターを通すことで、

きれいな空気をお家の中に

取り込むことができます。

 

もちろん、

PM2.5や花粉に対応した

フィルターもあるので

窓開け換気をしなくても

お家の空気を

キレイに保つことが

出来るようになりますよ。

 

 

 

換気システムと

ひとことに言っても

種類が色々あるのです。

 

大きくグループ分けすると

■第1種換気
■第2種換気
■第3種換気

と3つに分けられます。

 

簡単に言うと…

第1種換気は
・給気(部屋に空気を入れる):機械
・排気(部屋から空気を出す):機械

機械で外の空気を取り込んで

機械で家の中の空気を排気

 

第2種換気は
・給気(部屋に空気を入れる):機械
・排気(部屋から空気を出す):自然

機械で外の空気を取り込んで

押し出すように

家の中の空気を自然排気

 

第3種換気は
・給気(部屋に空気を入れる):自然
・排気(部屋から空気を出す):機械

機械で家の中の空気を排気し

吸い込むように外の空気を自然給気

 

第2種換気は

常に新鮮な空気を

取り込むことができますが、

家の中が外よりも

気圧が高くなります。

 

空気中の湿気が壁内などに侵入し、

結露する可能性があるため

木造住宅ではほとんど

適用されていません。

 

そして

第1種換気よりも

低コストで設置できる、

という理由で

今の日本の木造住宅では

第3種換気が最も普及しています。

 

 

家が変わると洗濯物が梅雨でも乾く!?除湿と換気の話

さて、

なんだかんだでもう6月です。

暦の上では夏ということで…

 

四国は梅雨入りしました。

そうすると気になってくるのが

「湿気」ですよね。

 

私の家でも

例の謎の大開口のある縁側で

洗濯物を干しているのですが…

 

サーキュレーターを2台使って

洗濯物にダイレクトに

風を当てて乾かしています。

 

洗濯物を乾かす風

上から当てるか?
下から当てるか?

…悩んだ結果、

上:固定
(靴下とか分厚いものに風当て)
下:上下首振り
(他にまんべんなく)

の2台稼働に落ち着きました。

 

でも

ちょっとお天気が悪いと

生乾きです^^;

これが梅雨になると

もっと乾かないんでしょうね…

つらい…悲

 

 

そもそも

洗濯物が梅雨時期に

なぜ乾かないのか。

 

昔習いましたね…

「飽和水蒸気量」が関係しています。

 

漢字だけ見ると

何となく難しそうですが

簡単に言うと

「空気が持つ事が出来る水分量には限界がある」

というお話。

 

梅雨時期は湿度が高く

空気がいっぱいいっぱいまで

水分を持ってしまっているので、

洗濯物の水分まで

持ちきることが出来ないのです。

 

だから

洗濯物の水分が

空気中にすんなり羽ばたけず…笑

乾かず…

ということになります。

 

 

空気があたたかいほど

たくさん水分を含むことができるので…

逆も然り。

 

冷やされると

水分を持ちきれなくなります。

持ちきれなくなった水分が

「水」として発生します。

 

こうして

水分を取り除くのが

エアコンの「除湿」の仕組みです。

 

▼飽和水蒸気量と空気冷却時に発生する水分量について▼

学びネット愛知「飽和水蒸気量」ページよりグラフ引用

 

エアコンの除湿は

エアコンの中に

部屋の空気を取り込み、

冷やすことで水分を取り除き、

水分を取り除いた空気を

お部屋に戻しています。

 

 

水分を取り除くために

冷やされた空気に熱を戻して、

部屋の空気を

冷やさないようにする

「再熱除湿」という

除湿機能を持った

エアコンもありますが…

 

多くは先述の方法で

冷やして、

水分を除いた空気を

戻す方法で除湿されます。

 

冷房で室温を下げても

湿度は下がらない

(下手したら相対的に上がる)ので

湿気で暑く不快に感じるなら

「除湿」推しです。

洗濯物も乾きやすくなりますよ~

 

 

「冷房」と「除湿」

どちらが電気代が

安く済むのか?論争は

昔から続いていますが…

結局のところ

使っているエアコンのスペックや機能、

設定温度などで差があるため

一概に「どちらが安い」

ということは出来ません。

 

しかし、

湿度の高いジメっとした

梅雨時期には

除湿機能が適しているのでは

ないかなと思います^^

 

 

ちなみにお家に

24時間換気システムが

導入されていると

家の中の空気が換気されるので、

洗濯物を干している空間の

湿気の多い空気が

排気されやすくなります。

 

換気計画がきちんとされているか、

換気システムの設置場所はどこか、

などにも

左右されますが、

換気システムの無い家よりは

乾きやすいはずです。

 

 

換気システムにも

第1種・第2種・第3種、と

種類があることは既述しました。

高気密・高断熱の高性能な家には

高性能な換気システムが

設置できるようになりますよ。

 

 

温度・湿度をキープしながら空気を換気!?

山の方へ引っ越してから初めての夏。

家の近くを流れる川では

蛍が飛んでいました。

写真では点にしか見えませんが笑

蛍を見るのは人生で3回目くらい。

嬉しかった~

 

虫がいるのは自然豊かな証拠ですが

いい事ばかりでもありません。

 

家では

私の苦手なGや脚のいっぱいあるMに

出くわします…こわい…

 

なんでも2mmの隙間があったら

GもMもお家に入ってくるんだそう。

 

そういえば家には

一部ルーパー窓もあります。

 

気密とか考えている

レベルの家ではなさそうです…泣

 

 

 

気密のしっかりしたお家なら

断熱も換気も計画されて

しっかりしているはず。

 

断熱するなら気密しろ!

という
言葉にもあるように、

断熱リフォーム・リノベを行うのであれば

換気の計画・気密施工も重要です。

 

新築への24時間換気システムの採用が

義務となった今、

「お家の中の空気はきれいであるべき」

という考え方が

当たり前になっています。

 

 

せっかく高気密高断熱、

換気システムを取り入れたお家にするなら…

「最高の家」が良くないですか?

 

日本の断熱”最高”等級7、

世界基準の家「パッシブハウス」!

 

パッシブハウスに採用されるのは

第一種換気システムです。

給気排気とも機械で行われており、

熱交換換気機能もついています。

 

 

…熱交換換気とは?

室内の熱(温度)をそのままに、

空気だけきれいにして

換気が出来る換気システムのこと。

 

夏の暑い空気、冬の寒い空気を

そのまま家の中に取り込むと

快適な温度にするために

エアコンで調整しなければいけません。

ゆえに冷暖房費がガッツリかかります。

 

熱交換換気システムを採用すると

快適温度にするまでに使う

電力を抑えることができるので

冷暖房費費に差がつきます。

 

せっかく

冷暖房費が少なくて済む

高性能のお家にするなら、

熱交換換気システムを採用して

さらにエコなお家にしたいですね。

 

 

 

しかし

先ほど少し触れた「湿度」に関しては

第1種換気の熱交換換気システムでも

キープできる訳ではないのです…

「湿度」は

導入する換気システムによって

取り込まれ方に違いがあります。

 

 

第1種熱交換換気システムには

「顕熱熱交換」と

「全熱熱交換」があります。

 

「顕熱熱交換」

温度のみを戻すのですが

「全熱交換換気」

温度と湿度の両方を戻すことができます。

 

▼全熱交換換気システムなら湿度までキープ!▼

 

 

つまり

「全熱交換換気システム」だと

外の湿度を取り込まず、

室内の除湿した空気の

サラサラ感をそのままに

換気してくれるということ。

梅雨時期には頼りになる

存在感抜群の換気システムです。

 

 

全熱交換換気システムZehnderとは?>>

 

 

 


 

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