夏、窓は遮熱が大事!サッシの断熱性能を上げるべき理由
前回「夏の暑さには日射遮蔽!」
というお話をしました。
窓から入る太陽の光と熱を外で遮ることで
室温の上昇を防ぐということでしたね^^
夏は窓からかなりの量の熱が
入ってきているのです。
日本の住宅における
熱の流失入割合の試算例を見ると
夏、冷房時に開口部(窓)から
熱が入る割合は73%。
室内に入ってくる熱の7割が
窓から入ってきているということになります。
住宅省エネ2023キャンペーンHP「住宅の省エネ・脱炭素について」より
ただし、この数値は
平成11年の省エネ基準レベルの
断熱性能の家での試算。
現在で言う断熱等級4、
Ⅵ地域でUa値0.87くらいの家です。
2025年から日本でもようやく
この性能レベルが最低ラインとなり、
この性能を上回る家を建てることが
“義務”になります。
しかしこれまで
この性能レベルの家で
「よし」とされていて、
この性能レベルの家が
日本でポコポコ建っていたので…
試算の基準にする家としては
この性能レベルになるわけですね^^;
このくらいの性能の
お家で採用されている窓は
アルミサッシで
ガラスもペアではなく1枚だけ
というものがほとんど。
日本の家の開口部の約7割が
「アルミサッシ+単層(1枚)ガラス」
なんだそう。
過去のコラムでもご紹介しましたが、
アルミは熱を伝えやすい素材です。
また窓ガラスも1枚だと
外気の温度をダイレクトに
室内に伝えてしまいます。
夏の暑さ、冬の寒さを
窓から取り込んでしまっているような
状態なのが
日本に今ある家の現状です。
外国ではもっと性能のいい家が
当たり前に建っています。
いままで日本でなぜこれが
「普通」だったのか?
不思議に思いますよね。
「普通」や「常識」を疑うことも
時には必要です…
スタッフ のん
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