窓のない家は”いい家”?
10/30・11/3のパッシブハウス勉強会に
ご参加いただきました皆さまありがとうございました^^
私は両日現地にはいませんでしたが、
資料のパワーポイントは私が作成しておりました。
参加者の皆様にパッシオの思いや
パッシブハウスの良さについて
少しでも理解してもらえていたら嬉しく思います^^
佐藤からも詳しーくマニアックなお話が
色々と聞けたのではないかなと思います。笑
さて、前回「Ua値だけでいいのか問題」のお話をしました。
▼前回のお話▼
パッシブハウスが冬でもぽかぽかなのは
南面の窓からの「日射取得」があるから。
ですが、
どんなに性能のいい窓でも
壁に比べると熱逃げしてしまいます。
復習ですが
Ua値(外皮平均熱貫流率)は
「家から逃げる熱の合計を 家全体の表面積で割った平均値」
家全体の表面積が同じなら
家から逃げる熱の量が少なければ少ないほど
その家のUa値は小さくなる、
ということになります。
つまり
窓をなくして付加断熱した壁だけで家をつくれば
Ua値はめちゃくちゃ良くなります。
が、そんな家イヤですよね。笑
かなり極端な例を出しましたが…
これが「Ua値だけでいいのか問題」の案件のひとつ。
家の窓を小さくすればUa値はよくなります。
「Ua値が低い=いい家」という認識で家を選ぶと、
窓が小さい上日射取得も考慮されておらず
「冬は暖房をつけないと お家が寒い…」
という思いをしてしまうかも。
ちなみに
冷暖房の話で言うと
気温と設定室温の関係は
冷房:31℃→25℃(-6℃)
暖房:8℃→25℃(+17℃)
となるので、
温度差からもわかるように
冬の方がお部屋を快適温度にするのに
エネルギーを使います。
(気温は香川の8月・1月の平均です)
「南面に大きい窓のある 日射取得が考慮された パッシブハウス」
と
「Ua値がすごくいい 冬暖房が必要な家」
どちらを選びますか?
…ということで
今月は
佐藤の窓とZehnderを採用した
OB様のお家のオープンハウスがあります。
高性能で長持ちなニアリーパッシブハウスです。
南面の大開口から入る
やわらかい陽だまりのあたたかさ、
開放感抜群な景色にぜひ癒されてください^^
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スタッフ のん