未来のために循環型の森をつくろう
梅雨も明け、夏休みがスタートしましたね。
今年も例年に続き暑い暑い夏になる模様で、
香川県では毎年水不足が懸念されます。
自分が出来る節水対策、大事です!!
とてもありがたいことに、災害が少ない香川県。
それでも
大雨や長雨、ゲリラ豪雨や台風など、夏は心配です。
今年の梅雨も九州地方では
大きな土砂崩れが発生し
犠牲者が出たことに胸が痛みます。
池田憲昭さんのお話から森の在り方を考える
つい先日の研修で、
ドイツと日本で森林について研究されている
池田憲昭さんのお話を
お伺いする機会に恵まれました。
池田さんによると、日本の森林は
皆伐(木を全部切って使う)なので
洪水が起き土砂崩れにつながっている。
ドイツでは
間伐(木を計画的に切って使う)を行い
森林土壌がしっかりしていて、
つまり、緑のダムのおかげで
こうした災害を防ぐことができているのだそう。
数年前に起きた熊本の大雨による土砂崩れも、
皆伐によるものだろうとおっしゃる池田氏は
“循環型の森”を作ることが
大切ともお話されました。
ドイツの“循環型の森”づくり 「間伐」とは
“循環型の森”とは?
私なりにこう解釈しました。
皆伐から間伐にシフトチェンジして
定期的に木を切る
↓
森林土壌が洪水防止につながる
↓
間伐のために森で作業しやすいように、
林道を整備
↓
林道があれば
そこは市民の散歩道や憩いの場になり、
森が身近な存在になれば
子供たちの教育につながる
↓
林業が見直され、
産業として魅力的なものになると
もっと良くなる
…こんな感じでしょうか??
木で家を建てている工務店の私たちは、
どこの木をどこから買って家を建てるか?
について考えます。
できれば香川県、
四国の木材を使って家を建てたい!
その大きな括りとして、
森林業の現状を理解することの
大切さを実感した研修でした。
水、空気、自然…これら全部、
私たちが生きるために必要なものです。
毎日の生活の中で、自分にできることは何か?
皆さんも考えてみてください!
インテリアコーディネーター misa
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