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高松・丸亀の工務店『パッシオパッシブ』木製サッシ"佐藤の窓"『Rainbow Ocean View』

【ぼちほどvol.2】おすすめ!香川で 田舎暮らし ~年末年始編~

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こちらはパッシオパッシブのスタッフによる

「ぼちぼち、ほどほど。香川に暮らそう。【ぼちほど】メルマガ」の内容を

ブログにしたものです。(2021年12月3日~2022年1月28日配信分)

 

まったり、のんびり、おっとり。香川 の 人と街

香川の人はなんとなく、のんびり、おっとり。

おだやかな人が多いです。

もちろん性格的にテキパキ、

シャキシャキされている方もおられますが…。

 

街全体に流れている空気感が都会にいた時と違って、

なんだかゆったりしていて。

その街の雰囲気と同じような調子で、

香川の人は心が広いというか…おだやかなように思うんです。

 

私一人のためにゆったり時間を取って、

じっくり話を聞いてくれたり、丁寧に説明してくれたり。

一人ひとりの人間、相手を大切にしてくれる。

心がほっこりするような時間をくれる人が

香川には多いように思います。

 

うまく言えないですけど…

きっと昔から知らない間に受け継がれている

「おだやかさ」があるんだろうな、と。

 

都会で街全体に脈々と流れているように感じていた

「ファスト、ファスト」の焦燥感。

それを思い出しながら

「この街ではまるで違うものが流れているんだな」

なんて感じます。

 

香川の人と関わるようになってから、

なんとも形容しがたい…ふわっとした

やさしい気持ちになることが増えました。

 

大人がおだやかでのびのび子供が育ち、

その子供がまた大人になって、おだやかに子育てをする。

 

おだやかな人に囲まれて、

おだやかな人が育つ、暮らす。

 

香川ではそんないい「おだやかループ」が

起きているんじゃないかなぁと思ったりしています。

 

周りの人がおだやかであるというのは、

それだけで

「生きやすい」「暮らしやすい」

と思える人もいるくらい、大変なメリットです。

 

そんなゆったりした人や街に癒されながら、

私は生きてこられています。

 

だからこそ

ファストファストの渦に飲まれて、

傷ついてしまった人にも

香川の暮らしはおすすめしたいのです。

 

コロナ禍でテレワークが推し進められたこともあり、

「地方で働く」ということのハードルも

下がってきています。

 

今までのつながりを断って、

あえて誰も自分のことを知らない

新しい環境に身を置くというのもおもしろいですよ。

 

かく言う私がそうです。

香川に暮らしている、今が一番幸せです^^

 

リスタートを切りたいと思っているチェレンジ精神旺盛な方もぜひ。

のんびりした雰囲気の街では

そのバイタリティは重宝されるかもしれません。

 

車社会な 田舎暮らし で 価値観が変わる⁉

運転免許を取るには

長々と講習を受けに行かなければいけませんので、

時間のとれる学生のうちに運転免許を取りました。

とりあえず。

 

しかし神戸に居た頃は

どこへ行くにも電車。

天気が良くて体力があるときは自転車。笑

 

車を持っていませんので運転する機会もなく、

親に車貸してとすがるものなら

「危ないったらありゃしない」と

鍵を渡してもらうことすらままならず。

結局免許をとってから

車を運転することはほぼありませんでした。

 

いわゆるペーパードライバーの私。

香川に住みだしてから圧倒的に車移動が多くなりました。

 

駅の近くに家・会社がある人は

電車移動で事が済むかもしれないのですが、

実際は車がないと思うように動けません。

こればかりは

田舎の不便さの1つと言わざるを得ないかもしれませんね。

 

 

しかし、逆に考えてみましょう。

基本車移動になるという事は

「パーソナルスペースを確保しながら移動ができる」という事。

 

電車で人にまみれてしんどい思いをしながら

大学へ通っていた移動時間。

私にとって都会での

電車移動は苦痛で仕方なかったので、

香川での車移動はむしろかなり楽しんでいます。

 

自分のパーソナルスペースで自分の好きな音楽をかけて

時々歌いながら(笑)の運転は全然苦になりません。

 

 

ずっと電車・自転車移動だったのが

香川に移住して通勤やお買い物、おでかけ…

日常的に車に乗るようになりました。

 

運転中に目に入る

山や田園風景を背景に走る電車、

水面がキラキラと光る海。

少し窓を開けると草木の匂い。

今ではドライブは心癒される時間になっています。

 

ペーパードライバーだった私も

まともに運転できるようになり、ドライブが好きになりました。

 

 

ドライブが好きになる。そうすると何が起きたか?

電車の乗り換えや終電を気にする必要もなくなり、

思い立ったときに行きたいところへ

すぐ出かけるようになりました。

 

荷物を車に詰め込んでしまえば手ぶらで行動できるので、

買い物に行っても帰りの荷物の量を気にすることなく。

好きなタイミングで好きなものを買って帰れるように。

(そんな車いっぱいになるほどの買い物なかなかしませんが…)

駅や施設でコインロッカーを探す癖もなくなりました。

 

みんな基本的に車移動なので

お買い物ができるような施設には

大きな駐車場が併設されていることが多く、

「行ったはいいけど車停められない」

なんてこともほぼありません。

 

駐車場がない場所も近くにコインパーキングがあったりします。

コインパーキングも1時間100円とか、

下手したら1日300円(!)なんてところもあります。

安い。お財布にやさしい。

 

 

フットワークが軽くなり、

気軽にドライブやおでかけをするようになった私。

 

香川への移住において自分に課したミッション(?)であった

“自分にとっての幸せ”を見つけるために

いろんなところへ出向くようになりました。

 

誰も私のことを知らない、「おだやかループ」の街。

おだやかな人と出会い、いろんな話をしていくうちに

また世界が広がっていくんです。

 

もうすぐ30歳。

この歳になって学ぶこともたくさんあります。

 

お気に入りの場所でまったりしたり、

行ったことない場所を開拓してみたり、

やりたいと思っていたことをやりつくしたり。

休日は本当にめいっぱい楽しんでいます。笑

 

香川は

「こんなにアクティブな自分がいるんだ」と気づかせてくれ、

新しい自分に出会わせてくれた大切な街です。

 

 

ミシュラン三ツ星の庭園が紅葉に燃える 秋の夜長

先日、「栗林公園」が夜特別に

紅葉のライトアップをしているということで

行ってみることにしました。

「クリリンのことかー!」と思わず言ってしまいそうな表記ですが笑

「りつりんこうえん」と読みます。

 

名前の通り栗がたくさん…ありません笑。

庭園内には松や銀杏などが植えられています。

春には桜がきれいに咲き誇るお花見の名所でもあります。

桜の時期と夏の新緑の時期に訪れたことはあったのですが、

秋の紅葉の時期には初めて。

「公園」だからと侮るなかれ。

栗林公園は全国でも24カ所しかない特別名勝に指定されています

(しかもその内の13カ所は京都)

数少ない屈指の美しき「庭園」なのです。

結納を行ったり、結婚式の前撮りに

来られたりする方も多いんですよ~。

 

また、フランスの旅行ガイドブック

『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で

「わざわざ旅行する価値がある」を意味する

最高評価の三つ星にも選ばれています!

コロナ前は外国人観光客もたくさん来ていました。

 

平庭部の広さは東京ドーム3.5個分、約16.2ヘクタール。

庭園としては日本最大級。

座って定点の視点から楽しむのではなく、

歩いて回って景色を楽しむことができる池泉回遊式のお庭です。

小さな滝もありますよ。

 

さて、いざ夜の栗林公園へ。

紅葉のライトアップが最終日だということもあり

チケットを購入するまでの入口は大変な人でした。

園内に入ると広いので全然気にならなかったですけどね。

 

庭園のバックにある紫雲山も夜は真っ暗。

園内に明かりはあまり多く設置されておらず、

全体的に薄暗い感じでした。

それがまたライトアップされた

紅葉の鮮やかさを引き立てていて、趣深かったです…。

 

吸い込まれそうな夜空の黒に深紅の紅葉が照らされて、

池の波立たない水面に鏡のように映される様は まるで絵画。

 

そこへ和船がすーっとやってきて小さく影をつくる。

…美しさに見とれてため息が出ます。

 

これが不思議なことに

「きれいだなぁ…」と思って写真に収めようとすると

良さが半減してしまうんですよね。

人間の目ってすごい!と思いながら、

「人間の目で見て楽しむ」ために整えられた庭、

庭師さんの芸術的な腕にも改めて感動。

 

「紅葉のライトアップ」と言っていましたが、

見ごろの時期も終盤に差し掛かり

植えられている場所によっては葉が黄色く色づいていました。

燃えるように真っ赤な紅葉と

間もなく落葉を迎えるであろう黄色い葉のコントラストも

また艶やかで美しく…

秋の夜長にじっくり癒されてきました。

 

歩いて見られるのでいろんな角度から

異なった景色を楽しめるのも栗林公園の魅力。

季節だけでなく、時間帯が変わればまた表情も変わるので

いつ行っても「その時」の風情があり楽しめます。

 

まさに芸術の庭園「栗林公園」。

何度でも訪れたい、香川の名所の1つです^^

 

 

年の瀬に プチカルチャーショック

さて、2021年もあと2週間を切りました。

毎年この時期は「1年…早いなぁ~」なんてしみじみ。

コロナが流行する以前、

年始は例年実家の神戸に帰省していました。

 

ある年、スケジュールの兼ね合いなどで

帰省せず香川で新年を迎えることに。

 

香川で初めて迎える年始。

初詣に行きたいなと思ったのですが、

土地勘がないので

近くの神社がどこなのかわかりません。

 

香川に生まれ育って50年、という方に

「初詣って毎年どこに行くんですか?」と聞いてみました。

 

「家の近所の八栗寺よ~」

 

…ん?八栗寺??

 

混乱して近くにいた別の方々に聞いてみました。

 

「実家の近くの善通寺かな」
「屋島寺に行くね」…

 

皆さん初詣、お寺に行くんですね…。

私は「初詣=神社」というイメージを持っていたので

ちょっとしたカルチャーショックでした…。

 

初詣は神様に1年の感謝をしたり

新年の無事と平和を祈願したりする行事。

調べてみたところ神仏習合の日本では

お寺に行っても神社に行っても

どちらでもよいということでした。知らなかった…笑

 

お遍路さんもあり、香川ではお寺の方が

地元の人に馴染みがあるかもしれませんね。

皆さんの地域では初詣、どちらに行かれますか?

香川は「お寺」率、高めですよ~(のん統計による)

 

クリスマス の ご予定は? パッシオパッシブでは…

メリークリスマス☆彡

みなさまクリスマスは

どのように過ごされていますでしょうか?

 

パッシオパッシブでは

一緒にお家づくりをされたOBさんの元に

リースとカレンダーのクリスマスプレゼントを

今年もお届けしました♪

カレンダーは毎年手作り。

スタッフみんなで少しずつ準備をすすめてきました。

 

カレンダー袋の中に入っているのは「エアプランツ」。

土に植わっていなくてもちゃんと育つ植物なんですよ~

かわいらしいですね!

今年はバリ・リゾートモデルハウスの

お庭で収穫したローリエも一緒に。

お家時間にほっこりした雰囲気を

添えることが出来ていれば嬉しく思います^^

 

ちなみに

インテリアコーディネーターmisaさんはクリスマスが大好き。

毎年クリスマスにはランチを作って

スタッフに振る舞ってくれます。

今年も感染対策をとりながら

みんなでクリスマスランチを楽しみました。

しあわせを運ぶmisaサンタ…略してミサンタ…。笑

ハンバーグ、から揚げ、サラダ、キッシュ、

クラムチャウダーにおにぎり…

とってもおいしいご飯を食べられてしあわせでした^^

 

年始 いつ 帰る? 瀬戸内海を渡る船旅

コロナが流行する以前、

大みそかは毎年高松で行われている

年越しカウントダウン的イベントに参加していました。

イベントが終了すると車を走らせ、港に向かう。

ここまでが例年の行動パターンだったんです。

 

元旦。

高松駅前にある高松港より少し東の港。

年を越して早々に港へ着くと…なかなかの人、車。

みんな1時台の深夜便を待っています。

 

高松と神戸を往来する「ジャンボフェリー」です。

(ちなみにトップの写真は

ジャンボフェリーの展望デッキにいる「トらやん」です笑)

 

人も何十人、車も何十台と

運ぶことができる大きなフェリー。

年末年始やゴールデンウィークなどは

利用客が多いので事前予約制になりますが、

普段のお休みや平日であれば

予約がなくても乗ることができます。

 

高松から神戸まで約4時間。

海を渡るのんびりした移動。

 

「車で行けば2時間少々で着くのに」と

思われてしまうかもしれません。

でも車だとその移動時間、運転しているんですよね。

当然ですが、

事故のないよう運転に集中していなければなりません。

また、渋滞に巻き込まれたりすると時間もロスしてしまいます。

 

その点、フェリーは乗ってしまえば

着くまでの間の時間を

自分の好きなように使うことができます。

眠ってしまっても問題ありません。

海を渡るので道路の混雑状況などに

左右されないのもメリットの1つ。

 

 

全くと言ってもいいほど

海の移動に縁がなかった人生でして…

香川に来て初めて、

高松と神戸を繋ぐ船の便があることを知りました。

 

はじめはかなりソワソワしていましたが…

乗り慣れてからは

便の時間とスケジュールが合うようであれば、

あえてフェリーでの移動を選んでいます。

年越し、元旦はやはりその例年の動き方のイメージがあるので…

穏やかな海の波の上でうつらうつら眠るあの感じを

どうしても欲してしまいます。笑

 

浅い眠りから這い出して

まだ暗い朝5時の冷たい風に叩き起こされながら、

新年を迎えた神戸の港に立つ。

帰ってきた、というよりは

「旅人」として来たような気分になります。

それがなんかまた、いいんです。

 

香川に来てから

海がすごく身近に感じるんですよね。

日本が島国であるということを思い出させてくれる

…というよりはむしろ

「四国」がある種の島国である、

という感覚を

新たに得たのかもしれないですけど。笑

 

何も気にせずに

人でいっぱいのフェリーに乗っていたのが

少し懐かしく、何となく切なく、思い起こされます。

 

少しずつでも元の日常を取り戻せていけたらと

願うばかりです。

 

年明け も プチカルチャーショック

みなさま新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

 

年始は大体実家のある神戸に帰省するのですが、

スケジュールの兼ね合いなどで帰省せず

香川で新年を迎えた年もありました。

 

ある年の香川で迎えた年始。初詣は屋島寺へ。

お参りを終えて、寒かったので

「暖かい飲み物か食べ物で暖を取りたい」と思い

屋島の頂上にあるお茶屋さんに入りました。

 

そこでパッと開いたお品書きの中に

「あんもち雑煮」なるものが…。

 

 

寒ーい時期に食べると

おいしくてあったまるお雑煮。

味噌が違ったり、餅の形が違ったり…

地域によっていろいろあるんですが、

香川県にも少し変わったお雑煮がありまして。

それが「あんもち雑煮」です。

あんもち…漢字で書くと餡餅…

名前の通り、あんことお餅によるコラボ雑煮。

 

「初詣がお寺」に続く、カルチャーショック。

「甘いんか辛いんかどっちやねん」と。

 

こうなるともう食べないわけにはいきません。

あんもち雑煮を注文してみました。

 

 

以前も書きましたが、比較的雨の少ない気候の香川県。

江戸時代にはその気候の特徴を生かして

サトウキビの生産が勧められました。

とはいえ、当時お砂糖は貴重な食べ物。

一般家庭では普段口にできませんでした。

 

それを年に一度、「お正月の特別な料理」として

お雑煮の餅の中にあんこにして

取り入れるようになったことが、

あんもち雑煮のはじまりと言われています。

 

 

さて、湯気を立ててやってきたあんもち雑煮。

白みそ仕立てで人参やダイコンも入った、

見た目は普通のおいしそうなお雑煮です。

お餅はまるこい感じ…

 

まずはお餅以外から。

大根、人参などのお野菜も柔らかくなるまで煮られていて、

味もしっかり染みてホクホク。

初詣の冷えた体に染み渡るおいしさです。

私の実家ではお雑煮はすまし汁が定番だったので

単純に白みそ雑煮のおいしさにうっとり。

 

さて…あんこの入ったお餅は

本当にこの白みそ雑煮に合うのか…?

気になりながら一口。

ちゃんとあんこの入っているところまで

かじりつきます。

 

当然ですが、あんこの入ったお餅は甘い。

これはこれでおいしいのだけれど…

と思いながら白みそ雑煮をすすります。

 

「おー!」と思わず声が出る、新しい味の感覚。

何にも例えがたいのだけれど…寄せて言うなら

「塩キャラメル」的な感じでしょうか。

 

うす塩系の味の白みそが、あんこの甘みを引き立てて…

それのまた逆も然りで、

あんこの甘みで味噌の塩気の角が取れて

よりまろやかになり…絶妙にマッチしています。

おいしい。

 

なるほど~と、納得してしまえば

初あんもち雑煮の関西勢の私、すっかり虜に。

ぺろりと完食してしまいました。

 

 

香川の郷土料理のあん餅雑煮。

県下にうどん屋さんはたくさんあるんですが…

あんもち雑煮を食べられるお店は限られています。

しかも多くが

年末年始の限定メニューなので

その味を楽しめる期間は短いのです。

 

通販で取り寄せできるものもあるようですが…

せっかくなので寒い時期に

香川の「ぼちほど」な田舎の空気感と一緒に

味わってほしいなと思います^^

 

心も身体もほくほくと、あったかくなりますよ!

県外の方も、機会があればぜひ。

 

 

 

 

 

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